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2018年12月 7日 (金)

「プロジェクト・マネージャーが知るべき97のこと」を読んでみて

システム開発のプロジェクトマネージャーは、こういう仕事なのでしょうか?
「無理なスケジュールを作らせて、遅れたら、後からメンバーを恫喝することなのでしょうか?」
「メンバーを毎日怒鳴りつけて、精神障害を発症させることなのでしょうか?」
「社内ではえらそうにしているのに、怖い客には何にも言わないものなのでしょうか?」
「無理なスケジュールを押し通して、開発終盤に連日徹夜させるものなのでしょうか?」

こういうプロジェクトマネージャーは少なからずいると思います。私自身こういうマネージャーの元で仕事して、精神的に参ってしまいました。

そうじゃないだろという思いで、下記の本を読みました。

「プロジェクト・マネージャーが知るべき97のこと」(発行:オライリージャパン 発売:オーム社 ISBN 978-4-87311-510-8)

世界各地の凄腕プロジェクトマネージャー達のエッセイをまとめた本ですが、様々な事例が2ページにまとめられて書かれており、「凄腕」と「上記のようなダメな」プロジェクトマネージャーの違いが良く分かりました。

内容も様々で、「人月の神話」から言われている通り、システム開発に「銀の弾丸」は無いのだなと改めて感じました。

その中で一部特に気になった内容を箇条書きで書きますと

・ユーザと開発者は早く話し合えるようにしないと、プロジェクト終盤に問題が露呈する。

・要件はシンプルにすること。シンプルなツリー構造をイメージして要件を書く。根にある要件がプロジェクト全体のシンプルな目的になる。

・要件の一部が特定できれば、プロとタイピングを開始して、ステークホルダーにテストしてもらい、顧客からフィードバックを得て、ギャップがあったら作り直す。

・優れた開発者と並の開発者では生産性が大きく異なる。並の開発者はプロジェクトの足を引っ張る。

・遅延プロジェクトへ人を投入するとコミュニケーション量が増えて、更に遅延する。

・作業中の割り込みは、仕事の効率を低下させる。思考の流れを取り戻すには、20分程度かかってしまう。

・顧客に計画させて、徐々に構築してテストを何度も繰り返す。

・シンプルなタスクを過度な自動化するようなアドバイスを顧客にしない。

・必要な労力、企業文化、プロジェクトのフォーカス、地理的に分散したチームなどの制約により、教科書通りの方法論に沿ったプロジェクトマネージメントはしない方が良い。

・プロジェクトスコープ記述書(目標と成果物、プロジェクト成否の評価が書かれたもの、会社によってはプロジェクト計画書とも言うものと思います)を絶えず確認すること。

・プロジェクトの方向性をある程度コントロールする。
・チームを官僚主義から守る。
・仕事環境を改善する方法を考える。
・チームがチームであることを意識させる。
・ワークライフバランスを尊重する。

・ミーティングでは、具体的なアジェンダの準備と本当に必要な出席者のみ出席させる。(開発者の時間をとらせない)

・参加者に事前に資料や文献などを準備させる。

・ミーティング中は、通信デバイスを使用しないようにポリシーを決める。(副業禁止)

・メンバーを尊重して、脇で個別に会話したり、割り込んださせない

・見積もりは一人でつくらず、チームメンバー全員で作る。こうすることで、チーム全体で見積もるため意見の共有ができる、コーディングを開始するときに思考プロセスを知っている、反発の機会を減らすなどの利点がある。

・プロジェクトは、チームメンバーの姿勢と適性にかかっている。メンバーをやる気にさせないといけない。

・定期的なミーティングは、コミュニケーションを減らしてしまう。プロジェクトマネージャー不在のときに開かれないミーティングは意味が無い。


書き綴ってみると、「ダメな」プロジェクトマネージャーは悉く、逆のことをやっていると気づきました。

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