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2019年3月

2019年3月28日 (木)

八九六四 天安門事件は再び起きるか 安田峰俊著 を読んだ 感想とまとめ

香車の隊列に歩が立ちはだかる。
※↑写真は、本文とは多分関係ありません。

私自身は、著者と同年代のため、リアルタイムの「六四天安門事件」(以下、天安門事件)は、小学校低学年だったため、装甲車が走り回って、大変なことが起きているぐらいの認識でした。ただ、天安門事件を知るために、何か良い本はないかと思い、この本にたどり着きました。

1989年6月4日に起きた、「天安門事件」の中心メンバー、参加した人、そのときは関わらなかったが、後に民主化運動に関わりを持った人、香港人、当時中国に留学していた日本人など、様々な立場な人の「天安門事件」への想い、天安門事件から取材当時までの人生、20年以上経った現在での事件への考えを取材してまとめた本になります。

中国共産党を批判するでも、賞賛するわけでも無く、各人から聞き出せた想い・考えが数ページ~20ページぐらいにまとめられており、その内容は、なかなか生々しいです。

大まかに内容まとめておくと、天安門広場に集まった学生の多くは、「崇高な」思想を掲げた訳ではなく、娯楽の少ない当時の中国でお祭りみたいになっていたり、せいぜい「民主は何か分からないけど、良くなればいいや」が大半だった模様、庶民も「なんだか分からないけど、生活が良くなればいいや」みたいなノリで学生を支援していたりしていたり、果てには警察系大学(体制側)の学生が、個人的な立場で学生側デモに参加していたりと、当初はとてものんびりしていた雰囲気だったとのこと。

ただ、中国共産党内部では、学生に理解を示す穏健派が失脚して、強硬派が排除に向けて、動き出したりしていて、学生側も地方からの参加者などで、統制が取れない事態になっていったようです。
それで、デモ隊の排除をしようとして「天安門事件」となったとしているのですが、「死傷者が多数出る」ことを見越してか、病院の敷地に事件前に「冷蔵コンテナ」が設置されたりしていたり、事件後の病院や街中の惨状が、相当生々しい証言が載っています。

事件後、取材時までの各人の人生は、亡命した中心メンバーや、民主化運動には見切りをつけてビジネスで成功した人、まだ民主化を秘かに期待している人、逆にインターネットの出現で民主化を望むの思想になった人など様々です。

一方、香港では、天安門事件の風化が進む一方で、過激な香港独立派が一定の支持を集める一方、従来からの民主派が支持低下に陥っていたり、更には、中国共産党の「御用団体」が入り込み混沌としている現状がまとめられていました。

台湾では、ヒマワリ学運で、天安門事件の中心メンバーであった、王丹氏、ウアルカイシ氏が、自らの天安門事件での失敗での経験知を学生メンバーにアドバイスしていたことが、馬英九政権で対中に傾斜しつつあった台湾を、改めて距離を置くようになったことは、中国共産党へのしっぺ返しになったと、まとめられています。

作者の後書きに、「監視が強化された現在では、取材することは難しく、監視が本格的に強化される寸前の2015年までに、取材を終えたのは、滑り込みギリギリセーフだった」との旨は、現在の中国共産党が未だに1989年の天安門事件から変わっていない本質的な部分だと感じました。

2019年3月21日 (木)

2019年3月19日のココログのメンテナンスおける不具合についての私見(3月21日時点)

ココログで2019年3月19日に行ったメンテナンスで、大規模障害が生じています。
21日13時現在、公式な発表などは出ておりませんので推測で書きますが、システム関連の仕事をしているため、他山の石をすべく、まとめておこうかと思います。
現場の担当者の方々は不眠不休で頑張っているかとは思いますし、批判する気はありませんが、ニフティ株式会社に対しては、あまりにお粗末な不具合であり、その後の対応についても利用者は不信を募らせており、怒りを覚えます。

3月19日の作業遅延

切り替え作業は、3月19日の0:00-13:00の予定でしたが、17:00に延長しました。その後、トラブルが続発して、阿鼻叫喚の事態になりました。
予定通りに切り替え作業が進んでいなかったと思われます。
その遅延が、データ量等、本環境での特有の問題でしたら、終了時間の遅延も致し方ないかと思います。
その後のトラブルを見ると、データ以外の問題、例えば、システムに不具合が見つかって、修正していたのではと思いました、このようなことをしていたのなら、潔く延期した方が、良かったのではないかと思います。

切り替え後にシステムが不安定

切替後、ログインができない事象や、ログアウトしてしまうなどの事象が、多数報告されていました。
その後、20日の深夜にサーバを急遽増設をして、しのいでいましたが、新システムのサーバ負荷を過小評価していたのではと当初は思いました。
しかし、その後も不具合が報告されているところを見ると、プログラムのミスで、高負荷の状態が継続していた可能性もあるかと考えています。

移行ミスが見られる

私のブログでも、画像が無くなっていたり、URLが変わってしまっていたりして、ページがGoogleでの検索からページが表示できない事象が見られました。
これらは、移行時の処理に、何らか不具合があり、移行が出来なかった可能性が相当高いと思います。

管理画面の不安定さについて

管理画面の不具合については、いくつか「検証していれば気づくだろう」レベルの不具合が報告されています。
開発側、受け入れ側(ニフティ)の検証が不十分だったのでは、と思っています。

管理画面の操作面の不満

管理画面を一新したため、利用者から「使いづらい、元に戻してもらい」「あの機能が無くなった、代替機能はあるか」という
問い合わせが見受けられます。
慣れの問題もあるかと思いますが、事前に変更後の画面イメージの提示などがあっても良かったのではと思っています。
これは、難しいかもしれませんが、ココログ利用者から、新システムのモニターを募るなどして、利用者の意見を本稼働前に取り入れられるようにできれば、良かったかもしれません。

利用者に対する情報公開の遅れ

トラブル発生時に、どのようなトラブルが生じていて、現在解決したのか、修正見込などの、情報の掲載がされていないため、
利用者が余計に不安になってしまったのではと、考えています。
Excelの表をPDFにしたようなものでも構いませんので、niftyのトップ画面など分かりやすい所に載せてもらいたかったです。

切り替えは、稼働日ありきのスケジュールだったのでは?

ここまで、ひどいものだったら、ニフティで受け入れテストを行った段階で、気が付くと思いますが、それが見過ごされているのは、ニフティ及び協力会社で稼働日ありきのスケジュールでの切替だったのでは、という疑念を持っています。
3月というのも、決算期末の月になる可能性が高く、切替日の決定は会計上の理由もあったのではないかと思っています。

親会社のノジマに対して

ニフティの親会社にあたる、株式会社ノジマに、多少の私怨を交えてには、なりますが、一言苦言を載せておきます。
システム更に言えば、インターネット接続サービスを行う会社のサービスを、家電量販店のノリ(強引に顧客に物を買わせるような販売方法)で、運営してはダメでしょ。
御社の野島廣司社長は携帯電話販売子会社の店長に「使えない」と非難した内容を社内のイントラネットに見えるところに載せたと朝日新聞に報じられたと東洋経済の記事で見かけました。東洋経済の記事の中に『ノジマで採用して教育した社員を送り込んで、ノジマ流を移植する』(原文のまま)と書いてありましたが、ニフティにも同様に、『ノジマ流』を移植して今回の大トラブルを起こしたのでは、ないですか?

2019年3月18日 (月)

勉強開始から約2か月で日商簿記 3級に合格

第151回(2019年02月24日実施)日商簿記3級に合格しました。そう書くと「本当か?」という疑いをもたれるかもしれないので、成績照会サイトのキャプチャを貼っておきます。
日商簿記3級 成績照会サイトのキャプチャ 94点で合格

成績は下記の通りで、90点を超える点数を取れるとは思いませんでした。
問1 16/20
問2 10/10
問3 30/30
問4  8/10
問5 30/30
合計 94/100

簿記は、ほぼ素人同然でした。どのくらい素人かと言うと

  • 損益計算書、貸借対照表と言われても、分からない
  • 借方、貸方と言われてもよく分かっていない

日商簿記1級を持っている人から、「簿記3級は持っておいた方が良い」と言われて、取ることにしました。
どう、勉強すれば良いかについても、分からない状態だったので、それについてもいて、聞いて試験勉強を始めました。

勉強方法)
TACの講座がお勧めと紹介されて、「日商簿記3級」の講座を受講しました。Web講座を選択しましたが、もっと早い時期から勉強を開始出来たり、時間が取りやすい方だったら、教室講座や通学のでDVD講座を選択した方が、通学する時間が取れる人は、モチベーション維持のため、これらの受講形態を選んだ方が良いかもしれません。
試験まで、2ヶ月ぐらいの時期に申し込んだので、土日にまとめて勉強するような形でした。以下流れを書きますと

  1. Webで講義を受講して、教科書「合格テキスト 日商簿記3級」の勉強進めます。
  2. 次の講義を受ける前に問題集「合格トレーニング 日商簿記3級」を解いていき、次の回の講義を受ける
  3. ダウンロードできる補助プリントに前回の講義内容の復習になるミニテストがありましたので解いていきました。(1へ戻る)
  4. 全ての回の講義を受けた後に、同封されていた実力問題を何も見ないで解いて、添削してもらいました。
  5. 1~4だけだと、実戦(試験)慣れしていないと考え、過去問題集「合格するための過去問題集 日商簿記3級」を購入して、試験と同様の時間で、問題を解いて実戦感覚を磨きました。

TACの講座の良かった点として、やはり講師の方の説明を聞いて勉強できることで、独学では得られない情報や、難しいところをわかりやすく説明してもらえて、良かったです。補助教材やミニテストなども、ダウンロードして印刷できて、勉強する上で役立ちました。

また、問題集「合格トレーニング 日商簿記3級」と過去問題集「合格するための過去問題集 日商簿記3級」については、TACのサポートページから、解答用紙がダウンロードできるので、これを印刷して使えば、書籍に書き込まずに、繰り返し問題を解けます。

2019年3月15日 (金)

小物を撮影するときに使う レフ板を100円ショップで売っているもので作成

小物を撮る際に、レフ板が欲しいと思ったのですが、100円ショップで買ってきたものと家にあったもので、自作してみました。

作るのに使用したもの

・色紙2枚(100円ショップで購入)
・両面テープ(100円ショップで購入)
・アルミホイル(台所にあったものを使用)
・クラフトテープ(家にあったものを使用)

新たにかかった費用は色紙と両面テープの二つで200円(税込みで216円)で作れました。

仮に全て家になかったとしても、500円程度で作れそうです。(両面テープ、アルミホイル、クラフトテープは、他にも用途が多数あるので、レフ板の作成以外でも無駄にならないかと思います。)

手順
1.色紙をクラフトテープで色紙を蝶番のように貼ります。(クラフトテープを張るのは、銀板にする側(色紙の裏面に貼ります)
色紙の裏面にクラフトテープを貼る
2.色紙の裏面を銀板にするため、アルミホイルを貼る側に両面テープを貼る
色紙の裏面に、アルミホイルを貼るための両面テープを貼る

3.アルミホイルを丸めて、広げてくしゃくしゃにする(ここでアルミホイルが破れないように広げるところが、一番難しいです)
アルミホイルを丸めて、くしゃくしゃにする

4.くしゃくしゃにしたアルミホイルを色紙に貼り、完成
自作レフ板の白い方の面


自作レフ板のアルミホイルを貼った面

2019年3月12日 (火)

高齢者におすすめな血圧計

祖母が心不全を患っており、家でも血圧を測って記録するように病院から言われて、高齢者でも扱いやすい血圧計を探して、「オムロン HEM-8712」を買ってみて、数か月使ってみた感想です。操作が簡単なので、お年寄りでも十分に使用できると思います。

オムロン 血圧計 HEM-8712

機能の説明

  • 上腕式血圧計で、腕帯を上腕に巻くタイプになります。
  • 電池で計測できるタイプで、ACアダプタ(HHP-AM01)は別売になります。
  • 付属の腕帯(HEM-CR24)は、適用腕周範囲は22cm~32cmになります。適用腕周32cm~42cmの太腕用腕帯(HEM-RML31)、適用腕周が17cm~22cmの細腕用腕帯(HEM-CS24)は別売になります。

良い点

  • ボタンが一つしかないので、操作が簡単
  • 最高血圧・最低血圧・脈拍の表示が大きいので、お年寄りでもわかりやすい
  • 不整脈の疑いや、計測中の動いたかの表示がされる
  • 電池で動かせるため、コンセントから遠い場所でも計測ができる。
  • 説明書には、機器の説明以外に血圧に関する説明もあり、病院の血圧(診察室血圧)と自宅の血圧(家庭血圧)の違いや注意点についての説明があり、健康管理に役立つ
  • 日本製(国産)である

オムロン 血圧計 HEM-8712の計測結果の表示例

(計測結果の表示例)

悪い点

  • メモリー機能は、前回計測分だけのため、原則計測後、記録を取っておく必要がある
  • 高齢者の場合、付属の腕帯では、適用腕周範囲を下回る可能性が高い。そのような場合は、適用腕周範囲が17cm~22cmまでの細腕用腕帯(HEM-CS24)を別途購入する必要がある。(我が家では、ぎりぎり、標準の腕帯で間に合いまいしたが)

2019年3月 7日 (木)

珠算塾(そろばん塾)でそろばんを習うのに、良いそろばんとは

そろばんを小学校3年~中学校1年まで、珠算塾(そろばん塾)習っていた経験(3級まで取得)を基に書きます。25年以上前の経験則ですが、そんなに状況は変わっていないと思いますので、そろばんをお子さんに習わせたいときの、参考にしていただければと思います。

桁数は23桁

桁数は23桁が良いかと思います。(段位を取得している人もこの桁数のそろばんを使っていました)。27桁だと多すぎるし、17桁だと、級があがってくると足りなくなります。

珠は、木製で樺(カバ)珠が良い

珠は、樺珠が良いです。値段も手頃なものが柘(ツゲ)珠よりも多いですし、手入れも簡単で、初心者でも手になじみやすく、使いやすいと思います。私の習っていた塾でも、有段者も樺珠のそろばんを使っていました。プラスチック製のそろばんは、避けた方が良いです。プラスチックそろばんを使っている人は、塾や競技会で見かけませんでした。

ワンタッチそろばんがおすすめ

検定試験や競技会では、問題を解く時間が限られており、ご破算刷る時間も惜しいので、ワンタッチそろばん(ボタンを押すと、ご破算できる)が級に上がるにつれて必須の機能になります。
値段は、ワンタッチそろばんで7,000円~10,000円程度のものになるかと思います。

おすすめのそろばん(ワンタッチ)

以下のような、そろばんがおすすめです。(メーカーはどこか不明です)

珠算塾に通う際にお勧めのそろばん。カバ玉、23桁、ワンタッチでご破算ができる。

メーカーは、トモエそろばん、雲州堂(サクラクレパス)、播州小野そろばん、雲州そろばん協業組合、亀嵩算盤などの、「そろばん」でしたら失敗は無いと思います。(そろばん塾の先生に相談してみるのも良いかと思います)

2019年3月 4日 (月)

「システム開発のための見積りのすべてが分かる本」を読んでみた、感想・書評

システム開発の見積りを仕事上しますが、会社では、過去の開発経験を基にした、積み上げ法でかつ、上司と営業の横槍が入って、顧客希望の納期に合わせた、見積り、スケジュールを組ますという、何とも時代遅れな、見積り方法で、行っています。

それで、どうにかならないものかと思い、「システム開発のための見積りのすべてが分かる本」(佐藤 大輔、畑中 貴之、渡辺 一夫著 ISBN 978-4-5649-1)を読みました。

内容としては下記の内容がまとめられています。

  • 見積りを作る手順、注意点
  • スケジュールの組み方
  • 受注活動時の見積方法
  • 工数・工期の妥当性を計る指標
  • ファンクションポイント法の見積
  • ユースケースポイント法の見積
  • クラウド時代の見積技術要素
  • 実例・実習

特に、ファンクションポイント法や、ユースケースポイント法の算出方法についての説明は、現在の技術動向(Webシステム)に合わせて読み替えて書かれていたのが、よかったです。

また、コラムが実務に則したことが書いてあり、見積りの話からは離れる部分もありましたが、これはこれで役に立ちます。

私は、既に見積りを行う立場だから、あまり思わなかったと思いますが、 「見積りを作る手順、注意点」や「スケジュールの組み方」については、まだ見積りを作ったない人には、分かりやすいかと思います。

ファンクションポイント法が、新規開発だけだったのと、クラウド時代の見積技術要素の説明が、やや駆け足での説明だったのが、やや残念でしたが、全体としては満足です。

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